ビタミンの一種であるビオチンというのは、腸内で合成されています。特に健康に問題がないのであれば、必要な分のビオチンを生成してくれるため、ビオチン不足になってしまうということはないでしょう。
しかし最近はビオチンが足りない状態になってしまっている人が増加傾向にあるとされています。
このビオチンが足りない状態になってしまうと、症状としてどのようなものが現れるようになるのでしょうか?今回は、ビオチン不足で起こりうる症状についてご紹介をしていきたいと思います。
まず、ビオチン不足になると毛髪や肌に悪影響を及ぼしてしまうことが多いとされています。
・肌荒れになりやすくなる
・疲労が回復されにくくなる
・結膜炎などの炎症が起きやすくなる
・白髪が増える
・抜け毛が多くなる
最初の頃は肌荒れの症状が現れやすくなりやすいです。入浴後にスキンケアをしているのに、眉間や鼻筋が乾燥しやすくなってしまったり、脂が出てくるという症状が出る人が多いです。そして、頭皮がかゆくなってしまったりフケの量が増えるようになるという症状が現れる人も多いです。
特に不規則な生活習慣を過ごしているわけではないのに、ビオチン不足による症状が現れるようになったという人が多いのですが、これは腸内環境が悪くなってしまっていることが原因であることが多いです。
30歳を超えてくると、一気に腸内環境が悪くなります。腸内にある細菌がビオチンを作り出しているのですが、腸内環境が悪くなると細菌も減ってしまい、スムーズにビオチンを作り出すことができなくなってしまいます。
また、腸内環境が悪くなると、悪玉菌が増えやすくなるのですが、この悪玉菌がビオチンを食べてしまうため、十分な量のビオチンを体に供給することができなくなってしまうのです。
腸内でビオチンを生成しにくくなってきたのであれば、ビオチンサプリなどを摂取するようにして、外部から供給をするようにしなくてはならないでしょう。そして、ビオチンをサプリなどから摂取しつつ、時間をかけて腸内環境を改善させるように努力していかなくてはならないでしょう。